チロゾウの備忘録

認知症の家族との生活や趣味の手芸など日常を思いつくままに

突然動けなくなる時

今朝のお義母さんは朝ごはんをたくさん食べ、みずからトイレにも行けて絶好調!という感じでした。

しかし、その数分後、何やら玄関でガチャガチャという音が。

見ると、お義母さんがコートを着てカバンを持って外に出ようとしています。

なるべく平静を装って声をかけました。

 

「お義母さん散歩ですか?」

「うん、長野まで行ってくる」

「長野に行くには車で2〜3時間かかりますよ。歩いては行けないと思うよ」

「大丈夫」

 

ついに外に出て歩き始めてしまいました。

私も慌ててコートを羽織って追いかけます。

「道は分かるんですか?」

「もちろん!何度も行ってるから」

まあたまには一緒に散歩するのもいいか、と思い、話しをしながら歩いていました。

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「お義母さんと散歩したよー」とダンナに言うつもりで撮った写真。

この後まさかあんな事になるとは…

 

しばらくすると、道がわからなくなったのか足が止まりました。

「お義母さん、雨も降ってるし、天気のいい日にまた挑戦しない?」

「そうだね、今日はやめておこうか」

よしよし、うまくいったぞ、と思い、引き返し始めたのですが、突然お義母さんの足が止まりました。

「お義母さん、家まですぐそこだからもうちょっと頑張りましょ」

 

最初はゴネてるのかと思って、歩くよう話してたんですが、どうも様子がおかしい。

本人も「なんで体が動かないんだろう」と、戸惑っているようです。

家のすぐそばだったので車をとって来る事にしました。

しかし、いざ車に乗せようとしても全く足が上がらない。座席に体を乗せる事もできない。

 

私はお義母さんを後ろから抱えて後部座席に乗せようと思ったのですが、その頃にはほとんど意識がない状態で、私一人ではなかなか持ち上げられず、通りかかった人に助けを求めようと思ったものの、こういう時に限って人っこ一人通りかかりません😰

最後の力を振り絞り、なんとかお義母さんを車に乗せました。

もう話しかけても応答がなく、唇も真っ青です。そのまま近所の内科に行きました。

 

病院に着いた時も話しかけに応じられなかったのですが、すぐに気がついて顔色も戻りました。

先生に診察してもらってる時も普通に話していたのにまた突然カクンと意識がなくなりかけたんですが、今度は数秒で正常に戻りました。

寒いから血圧が急に下がったのかも、と言われ、点滴を一応打ってもらって、家に帰る事にしました。

帰る前に、脳の中の血管が詰まりやすくなっているのかも、と言われました。

次に同じ症状が出たら迷わず救急車を呼んで病院で脳の検査をしてもらってくださいと言われました。

 

ちょうど夕方にケアマネさんが家に来る事になっていたので、その件を話したら、早めに検査を受けた方がいいのでは?と言われました。

 

今回の症状が緊急の事なのか、様子を見ていていいものなのか、よく分からないのですが、とりあえず明日MRIの撮ってもらえる病院に聞いてみようと思います。

お義母さんは大きな病気をしたことがない人なので、私たちもあまり深く考えた事が無かったのですが、もしもという事もありますもんね。

問題は、お義母さんが長時間のMRIに耐えられるかどうか…😓

中で暴れなければいいけど😅